道場情報
道場一帯は岡山県指定史跡「竹内流発祥の地」です。
江戸時代から続く歴史と文化が漂っています。
竹内流道場はそんな場所にあります。
ここでは、相伝家道場へ入門して稽古をする方法を紹介します。
詳しくは、直接おたずねください。
本部道場
竹内流相伝家道場(竹内流武術社本部)
◆師 範 竹内藤十郎久武(相伝家十三代目)
〈本名・竹内武夫〉
◆師範代 竹内秀将(相伝家代行)
◆師範代 竹内勢至(相伝家代理)
◆道場長 竹内智隆
◆稽古日 火曜日 19:30~21:30
◆連絡先 岡山市北区建部町角石谷1131
電話:086-722-3385
Eメール:kobudo.takenouchi@gmail.com
支部道場
岡山支部・岡山道場
◆特別門人 神崎 勝(岡山支部・道場担当)
◆師範代 國政知宏(岡山支部・道場担当)
◆稽古日 火曜日・土曜日 17:00~
◆連絡先 岡山市南区大福164(神崎)
電話:090-8364-4294
福山支部・福山道場
◆師範代 玉井重克(福山支部長)
◆稽古日 木曜日 18:30~21:00
◆連絡先 広島県福山市御船町1-11(玉井宅)
電話:084-972-5172
東広島支部・東広島道場
◆師範代 中川平介(東広島支部長)
◆稽古日 水曜日 18:00~21:00 東広島市運動公園武道場
◆連絡先 東広島市西条町大沢881-2(中川宅)
電話:082-425-1524
Eメール:naka1524@enjoy.ne.jp
◇ホームページ http://takenouchiryu2.web.fc2.com/index.html
岡山理科大学古武道部
◆師範代 多賀俊郎(岡山理科大学支部長)
◆顧 問
◆代 表 神崎勝馬(古武道部OB)
◆主 将
◆稽古日 火曜日・木曜日・金曜日 17:00~20:00
土曜日 13:00~17:00
◆連絡先 岡山市北区理大町1-1 岡山理科大学学友会体育局
電話:086-256-8431
広島大学体育会古武道部
◆部 長 中坪孝之
◆顧 問 師範代 楠田正則
◆主 将
◆稽古日 水曜日 18:00~21:00 東広島市運動公園武道場
土曜日 12:00~15:00 広島大学西体育館武道場
◆連絡先 広島大学体育会古武道部
Eメール:hirodai_kobudoh@yahoo.co.jp
◇ホームページ http://www.geocities.jp/hirodai_kobudoh/gaiyou100/gaiyou100.html
吉備高原学園高校古武道部
◆師範代 金原善仁(吉備高原学園高等学校教頭・元支部長)
◆師範代・顧問 古南亮典(吉備高原学園高等学校教諭・古武道部支部長・古武道部OB)
◆主 将
◆稽古日 月曜日~金曜日 16:00~18:30 古武道部道場
土曜日 14:00~18:30 古武道部道場
◆連絡先 加賀郡吉備中央町上野2400 吉備高原学園高等学校
電話:0866-56-8211
【1】道場風景
【2】稽古風景
【3】取材風景
【1】見学・体験入門
《1》見学(道場訪問)
竹内流の稽古をしてみたいのだけれども不安! そんな方はまず、道場訪問をしてみましょう。見学ができます。
必ず、電話やメールなどで予約をしてからおいでください。
再来するかどうかを告げてお帰りください。
決断がついたら入門です。
★外国人の道場見学
ウクライナからの道場見学です。3人連れの訪問でした。
写真は「たちまちはなるる」と「かものいりくび」の形の体験。稽古着を身につけて、真剣そのものです。
汗を流しながら稽古をされましたが、竹内流を修業したという履歴事項には該当しません。竹内流へ入門しての稽古ではないのです。母国へ帰ったら、道場を訪問・見学して、師範・師範代から竹内流の形の説明を受け、貴重な体験をしたと得々と話すのはいいですね。
★学生の部活動
吉備高原学園高校や岡山理科大学、広島大学の古武道部は、部活動の中に竹内流捕手腰廻を取り入れています。あくまでも学校教育の一環としての位置づけです。したがって、体験入門の形態が基本です。
流儀への好奇心・向上心が芽生えてきた段階で、竹内流に入門する人が増えています。門人となって段級位などを目指しながら稽古に励むのです。もちろん、「入門願」を書くことが必須です。
《参考》門人序列
「入門」の項で説明していますが、竹内流では入門した順に並ぶことになっています。今日入門した大学生よりも、昨 日入門した小学生の方が上手(うわて)・先輩扱いになります。年齢や役職などはすべて除外です。
ええっ、それって、どういうこと?
武士と庶民が一緒に稽古をしていた江戸時代の名残です。武士であろうと庶民であろうと、狭い稽古場の中で年齢や地位、役職などに左右されずに稽古をするための知恵でした。その風習が今の時代に生き続けているのです。
そうなんです、江戸時代の名残が今の竹内流道場では現に引き継がれています。これぞ、「平等の原則」の本筋? 何はともあれ、今日も十代の若い男性が後から入門した中年の男性の先導役となって稽古をしていましたよ。
おっとっと、大阪の小中学生が「入門願」を郵送しただけでは門人とはなれません。夏休みなどに本部道場へ出向き、師範の話を聞いて神前で手続きを済ませます。そのときはじめて正式門人となれます。
えっ、ブラジルの人? もちろん、来日したときに手続きを完了すれば門人となれます。入門した以上は、数本の形を稽古したとしても、門人として竹内流の形を修業したと母国でおしゃべりできます。
《3》留意事項
竹内流の稽古をするためには大原則があります。「初心者の稽古」のページにも掲載しています。
入門しなくても、竹内流の稽古を体験することはできます。しかし、あくまでも体験です。竹内流に入門して門人になってはじめて、「竹内流」の稽古をしたといえます。
次の場合は?
竹内流の門人であれば、5項目すべてが竹内流の稽古の一環です。すべてが竹内流の稽古そのものです。
入門していない人の場合は、竹内流の形に挑戦する前向きの心意気に拍手を送ります。その姿勢や体験は貴いです。しかし、門外の人と門人との異同はお分かりですね。
【2】入 門
《1》入門料・月謝
◇入門料
◇月 謝
★入門料や月謝は、道場改修や経常経費など流儀の運営資金としています。
《2》「掟」の確認
◇用紙の受け取り
師範あるいは師範代から書類一式を受け取ります。
◇竹内流の「掟」の確認
「掟」の内容(現代語訳)
二代目竹内常陸介久勝が制定したもので、それ以来、昔も今も同じ内容です。この12ヶ条に納得した上で入門することになります。現代語訳していますが、宗家も相伝家も同じ内容です。
《3》入門願の提出
[
◇入門願の自書
「掟」をよく読んで、納得した上で入門願を書きます。
★「本文」と「なお書き」、「差出先」は印刷済み!
◇入門願の提出
◇門人の序列
門人は、入門の順に並ぶのが竹内流の大原則です。
今日入門した大学生よりも、昨日入門した小学生の方が上手(うわて)・先輩扱いになります。年齢や役職などはすべて除外した序列です。とにかく、入門順です。
武士と庶民が一緒に稽古をしていた江戸時代の名残です。年齢や身分、役職などには兎角いざこざが付きまとうものですが、これらには一切左右されない発想の転換を図っていたのです。この序列があるからこそ、武士と百姓が一緒に稽古ができたのです。
竹内流は、江戸時代のままの仕組みを今に踏襲しています。これぞ、現代に生き続けている「平等の原則」かも知れませんね。
師範・師範代
◇師 範
竹内藤十郎
Takenouchi Tohjyuroh
現在は、相伝家十三代目 竹内藤十郎久武。
天保7年(1836)に、八代目竹内藤一郎久愛の一人っ子 竹内藤十郎(本名)が父の遺言どおりに家督財産を二分してもらい、八代目の妻初子・母に連れられて分家(屋号は”坂元新屋”)して相伝家を設立し、九代目を名乗ることになりました。それ以来、流祖:竹内中務大輔久盛の遺伝子を受け継ぎ、家督相続の形態で流儀を継承すると同時に、代々にわたって「藤十郎」を襲名することになっています。つまり、竹内家が伝承している流儀は、業形と血脈が途絶えるのを防ぐ特別措置として「宗家」「相伝家」の二本立てとされているのです。
竹内流相伝家道場の師範は、「本部道場」と「支部道場」を統率しています。
◇師範代
流儀伝授の補佐役として、「師範代」を任命しています。現在、師範代は11名です。
田舎の民家? 古めかしい石垣の上には歴史を刻んだ建物が並んでいます。何なに、道場・稽古場が三つ?
「文政道場」「明治道場」「昭和道場」の看板が見えます。竹内流相伝家道場です。竹内流相伝家の稽古場です。
①文政5年、②明治17年、③昭和42年に建築された由縁で命名したものです。旧来は「家(居宅兼稽古場)」「稽古場」と呼んでいたのですが、昭和道場落成を契機にして「建築年代+道場」の呼称に大変革!
見落とされがちなのが駐車場前の石垣中央部。推定樹齢190年以上の「お講柿」が石垣に根を張っています。あれっ、石垣も同じ年齢?
道場一帯は岡山県指定史跡「竹内流発祥の地」です。昭和51年3月に指定されました。相伝家道場はその一部です。
竹内流道場では、
由緒ある伝統の形を稽古しています。
ヤアッ・ホオッ・エイッ!
気合い・気迫・残心がみなぎっています。
挑戦してみませんか。
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